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東陽フェニックスAチーム、全日本都大会三回戦敗退

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東陽フェニックスAチーム、全日本都大会三回戦敗退!

 

6月11日(日)の9時から府中市の郷土の森第一野球場D面にて、第37回全日本都大会三回戦東陽フェニックス対久我山イーグルス(杉並区)の一戦が行われ、序盤に3点のリードを許した東陽フェニックスが、3回裏に勝原大進のホームランなどで一度は同点に追いついたものの、その後、外野のエラーや四球が重なって失点を食い止められず、結局7回4対7で敗れ、残念ながらベスト8進出の夢を断たれた。

 

朝の爽やかな風が流れる晴天の下、9時前にプレーボールとなったこの試合、1回表の久我山イーグルスの攻撃で、先発の小杉太生が先頭バッターを四球で歩かせると、不用意な牽制でボークを取られて二進を許し、さらに三、四番の連打を浴びて、あっさりと2点を失ってしまう。無死からの四球の失点率は、プロでも6割以上と言われているだけに、もったいない立ち上がりとなった。

 

その裏、東陽フェニックスも、一死からキャプテンの八木大地が二塁打を放つが、逆に東陽フェニックスの三、四番が凡退に終わり、得点を挙げることができず、対照的な初回の攻防となった。

 

2回はお互い無得点で終えるが、3回表に再び失点を許してしまう。先頭バッターに内野安打を打たれるが、キャッチャーの勝原大進が強肩で盗塁を阻止、これで先発の小杉太生が波に乗るかと思われたが、次打者に四球を与えて、さらに内野安打で一死一二塁とされると、気持ちがはやったのか暴投で簡単に進塁を許し、さらに犠牲フライで1点を追加されてしまった。

 

何とか点差を縮めたい東陽フェニックスは、その裏、二死から1番の土屋翔真がヒットで出塁して反撃ののろしを上げると、八木大地が内野安打で続き、さらに勝原大進がライトオーバーのランニングホームランを放って3点を挙げて一気に同点に追いついた。しかし、東陽フェニックスらしい鮮やかな三連打で同点としたのも束の間、4回表に外野のエラーでホームインを許してしまい、再び1点ビハインドを背負うことになった。

 

なかなか波に乗り切れない東陽フェニックスは、5回表に再び先頭バッターに四球を与えた小杉太生に替わり、キャプテンの八木大地をマウンドに送り込むが、その八木大地は、苦しみながらも二死二三塁に漕ぎつけるが、7番バッターに8球粘られた末に、甘めに入ったボールをセンター前に運ばれて1点を失ってしまう。ボールに必死に食らいついてくるバッターに根負けした形となった。

 

一方、何とか反撃したい東陽フェニックスは、5回、6回と走者を出すものの、後続が断たれ、また拙い走塁で三塁走者がアウトになるなど、どうしても点差を埋めることができず、さらに最終回となった7回表には、八木大地が力尽きたのか連続四球で無死一二塁のピンチを招いてしまう。ここで土屋翔真にスイッチしたものの、悪い流れを断ち切ることができず、逆に2点タイムリーヒットを浴びてしまいダメ押し点を与えてしまった。7回裏に門内秀悟が三塁打を放って、尾崎隆之介の内野ゴロに間にホームに還ったが、1点を返すのがやっと、4対7で三回戦敗退が決まった。

 

この試合、スコアを見ながら冷静に振り返ると、久我山イーグルスの先発投手が、走者を許しながらも粘り強い丁寧なピッチングを展開し、攻撃では上位打線だけでなく、4得点に絡んだ下位打線の勝負強さに屈した形となった。東陽フェニックスが6安打を放ちながらも、もらった四球はゼロ。一方、東陽フェニックスの三投手は、被安打5ながらも与えた四球が7個もあり、7失点のうち4点が四球による走者のものだった。さらに、お互い失策数2個だったことから、3点差は四球の差、そして、チャンスでのつなぎの打線の差、もう一つ言えば、相手のミスを見逃さず畳み込む力の差、ということになるのだろう。

 

「不思議の負けなし」、という言葉を改めて実感する試合となったが、選手たちにとっても、都大会という大きな舞台だからこそ実感できる重みが違ってくるはずだ。この敗戦を無駄にすることなく、自分たちに足りないものを見つけ、努力してその課題を克服することによって自分の成長に生かし、次のステップにつなげて欲しい。君たちならば、必ずできると信じている。

 

一球の重み。ワンアウトを取る重要さ。そして団体競技の野球だからこその「つなぐ」という原理原則。

 

野球って本当に面白くて深いスポーツだ、ということを改めて感じさせてくれた11年ぶりの都大会だった。選手たちにとっても成長の場となったが、私にとっても、野球の奥深さを再認識する機会を与えたてくれた選手たちに心から感謝だ。

 

また、今回はあらゆる面でご対応くださった父母会の皆さまに、この場を借りて心から感謝申し上げます。結果は、ベスト16に終わりましたが、子供たちは、本当に大きく成長しました。これも皆さまのご尽力のおかげ、本当にありがとうございました。とは申せ、まだまだ地元の大会をはじめ、多くの大会が続きます。これからも引き続き、ご支援、応援賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

都大会の余韻に浸っている暇もなく、6月17日(土)は関団連読売大会二回戦でオール麻布、翌18日(日)には、深川春季大会二回戦で元加賀と対戦することになっている東陽フェニックスAチーム。下手は下手なりに一生懸命に泥臭くプレーする、という気持ちを忘れずに、守って攻めて、思い切り野球を楽しんで欲しいと思っている。

 

ちなみに、Cチームも18日(日)に深川春季大会一回戦で深川ジャンアンツと対戦するが、こちらも、先週のスーパーリーグで池雪ジュニアファイターズを破った勢いで、勝利を飾ることを願っている。

 

都大会が終わっても、野球はこれからが本番、思い切り楽しもうぜ。

 

頑張れ、東陽フェニックス!

 

 

心配された天気だったが、梅雨前線はどこへやら、この日も気持ち良く晴れ渡った。

選手たちは6時集合で、現地に7時到着、元気良くウォーミングアップを行った。

多摩川の流れもゆったりとしている。

8時にグラウンドに入って、キャッチボール、ノック、ティーで汗を流した。

キャプテンの八木大地(南砂小6年)が、先発メンバーを発表、ベンチも入れた

全員野球で頑張ろうぜ。

この大会の目標は「仲間を信頼して、心を一つにして戦うこと」だ。

さぁ、全員で盛り上がって行こう。

審判の集合の掛け声を、声を出しながら待つ東陽フェニックスの選手たち。

両チームの挨拶の後、お互いに気合を入れてグラウンドに元気良く

散って行った。

先発の小杉太生(明治小6年)は、この試合、丁寧なピッチングを展開する

ことができなかった。なぜ、ということを自分自身に問いかけて、次につなげて

欲しい。

再三走者を背負う苦しいピッチングとなり、また、相手打線のしぶといバッティングに

手こずる場面が多かった。

勝原大進(南砂小6年)は、強肩で盗塁を阻止し、また、バッティングでも

ホームランを放った。課題はキャッチャーとしてのインサイドワーク。試合の

流れを読んで、周りに声をかけられる選手をめざして欲しい。

菅谷大翔(南砂小6年)は、センターで再三好守備を見せてチームのピンチを

救った。打てなければ守る、そこが野球の面白さの一つなのだ。

この日の山岸奏斗(南砂小6年)は、タイミングが合わず、得意の打棒を

振るうことができなかった。こんな時こそ、体を張った守備で光るものを見せて

欲しいのだ。

最終回の7回裏に、必死になってボールに食らいついてセカンドゴロを

打って、三塁走者の門内秀悟をホームに迎え入れた。好守備も見せて、

試合に集中する姿をアピールした。

東陽フェニックスにとって不利な状況が続いた。心配そうにベンチから

戦況を見つめる選手たち。

この試合も、5年生をはじめ、多くのご父母の皆さまが応援にしてくださった。

キャプテンの八木大地は、ショートで好守備、バッティングでも3回裏の

得点機を広げ、さらに最後は力尽きたもののリリーフ投手としても

中心選手の働きを見せた。声も良く出ていた。試合に勝つことはできなかったが、

この悔しさを忘れずに、さらに精進して欲しい。

途中からライトの守備についた林映志(枝川小6年)。試合に出たら、

失敗を恐れず思い切りやるしかない。結果を考えていたら体は動かないのだ。

最終回にリリーフのマウンドに上がった土屋翔真(南砂小6年)。結果的には、

タイムリーヒットを浴びて2点を失ったが、4点リードされて気楽な場面とはいえ、

腕を振って投げることができた。この大会、急遽ファーストからレフトにコンバートされたが、

好守備も見せて、対応力の高さを感じさせてくれた。

ライトで先発出場した平川空汰(東陽小6年)は、この試合、あまり良いところが

なかったが、どんな時でもある程度の力を発揮できるのが信頼される選手なのだ。

何かあっても萎縮せず、思い切って行けるようになろう。

最終回に代打で出場した林恒志(枝川小6年)。内野ゴロにななったが、

しっかりと振り切ったバッティングが印象的だった。

門内秀悟(南陽小6年)は、セカンドの守備では難しいフライを好捕、また、

最終回には三塁打を放って尾崎隆之介の内野ゴロの間にホームインし、最後まで

あきらめない姿勢を示した。

三回戦、ベスト16で敗退した東陽フェニックスだが、選手たちにとっては、

初めての都大会出場で得たものは大きかっただろう。我々大人も、本当に

楽しませてもらった。どうもありがとう。

ベスト8に進出した久我山イーグルスには、是非、さらに上をめざして

頑張って欲しい。

新若洲に帰って練習でひと汗流し、次の目標に向かう東陽フェニックスの選手たち。

反省すべき点は沢山ある。この試合を振り返って考えてみよう。そして、明日のために、

野球ノートに書き込んでおくのだ。

まだまだ大会は続く。気持ちを切り替えて、また来週から一戦必勝で、

ひと試合ずつ大事に戦って行こう。頑張れ、東陽フェニックス!

 

 

 

2017.06.13 Tuesday 08:27 | comments(0) | - | 
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