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卒部生とスタッフがガチンコ勝負、そして感動の卒部会

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卒部生とスタッフがガチンコ勝負、そして感動の卒部会!

3月1日(土)の午後から若洲グラウンドにて、この日、卒部する6年生とスタッフがガチンコ勝負を行った。

残念ながら、6年生チームは、小川祐斗がインフルエンザ、渡辺駿斗がラグビーの試合ため、二人欠けた6名となったが、空いた穴は5年生が埋めて始まったこのガチンコ試合、スタッフもマジ投げ、マジ打ち(こうしないと負ける)で臨んだが、7回を終了して4−4の同点。

もちろん、決着をつけるべくサドンデスに突入。8回は両チームともに無得点。特に、8回裏の6年生チームの攻撃では、山中コーチがマウンドに上がり、ホームゲッツーでピンチを切り抜け、9回表のスタッフチームに勢いを呼び込んだ。無死満塁ではじまるサドンデス、一死から、池谷応援団長の犠牲フライで虎の子の一点をもぎ取ると、最後は佐藤コーチが危なげないピッチングで6年生チームを寄せ付けず、5−4で辛うじてスタッフチームが面目を保った。

6年生とマジで戦う、普段は選手の練習が中心なので、スタッフが遊びでも彼らのボールを打つことはないが、だからこそ、この日は思う存分に、野球を楽しむことができた。

そして、何よりも嬉しかったことは、6年生たちの成長を実感できたこと。我々大人を相手に互角の戦いができるまで成長したことが本当に喜ばしい。6年生たちのこれからの活躍を確信できたガチンコ勝負だった。

ガチンコ勝負を終えて、18時からはルートイン東陽町で卒部会がスタート。いよいよ6年生たちの最後のイベントを迎えることとなった。

いつものことながら、あと1年あったら凄いチームになるのだが、あれもまだ教えていなかったな、と悔いの残る想いと、これからさらに大きく育ってくれ、という期待する気持ちが複雑に入り混じって、寂しいやら嬉しいやら、自分の子供のような卒部生の姿にグッと来る気持ちを抑えながら参加する卒部会、今年も別れと旅立ちのの季節が巡って来たのだ。

卒部会の様子は写真の通り、今年も盛会のうちに終了し、卒部生たちは次のステップに進んで行った。

卒部生たちには、

「自分の可能性を信じる」

という強い気持ちを持って、中学に進んで行って欲しい。

この気持ち(感覚)は、人間の持つ持って生まれたポジティブ(積極的になれる)な機能なのだ。「これからもオレは成長し続ける」、「新しいことにチャレンジして、新しい自分を見つけることは、とても楽しい」という気持ち、感覚を、いつも持ち続けることが大切なのだ。

この感覚が高ければ、少々の危機や理不尽なことに出会っても、嫌なことや脅威と受け取ることなく、「自分に対するチャレンジ、強くなるためのプロセス」と考えて、前に進むことができる。大事な時に、ストレスに負けて、逃げだしたり、放り出すこともないのだ。強い責任感を持って、自分のため、チーム、周囲のために前に進むことができる。

冬季オリンピックで浅田真央がショートプログラムから立ち直り、翌日のフリーで素晴らしい演技を披露したことから、「レジリエンス(精神的回復力、自発的治癒能力」という言葉が、このところ良く使われるが、彼らにも、「自分の可能性を信じる」ことによって、この能力を高めて欲しい。要は、不利な状況に追い込まれても平常心を保つ、ということ。簡単に言い換えれば、「吹っ切る」、「開き直る」ということだ。

そのためには、「自分の長所(例:俊足、パワー、頭脳など)を理解すること」、「誰にも負けない練習量という自信やプライド」、そして、「親などの周囲の支えの存在」がなくてはならないもの、ということを心に刻み込んでおいて欲しい。

何よりも、ここまで支え、これからもを支えて続けてくださるお父さま、お母さまへの感謝を絶対に忘れないで欲しいのだ。

自分の長所を豊富な練習で磨けるのも、周囲、特に親のサポートがあってこそだ。感謝の気持ちと謙虚さを持ち合わせれば、必ず周りが助けてくれる。それで「レジリエンス」が高められるのだ。

君たちのこれからの活躍を心から期待しているぞ!

君たちの試合は、必ず見に行くからな。
そして時間のある時は、君たちの先輩がそうだったように、東陽フェニックスに来て後輩たちの面倒を見てくれ。
また逢う日を楽しみにしているぞ!

頑張れ、東陽フェニックス卒部生!

卒部生のお父さま、お母さま、在部中は、東陽フェニックスをサポートしていただき、どうもありがとうございました。当番だけでなく、祝賀会、残念会、そして、献身的なチームへのサポートと熱烈な応援、チーム全体を大いに盛り上げていただき、新しくなった東陽フェニックスを力強く後押ししていただき、心より感謝申し上げます。

中学に進学してからも、チームのサポートや朝早くの弁当作り、泥だけのユニフォームの洗濯など、大変なことが、まだまだ続きますが、終わってみたら良い思い出となるとともに、もう終わっちゃったのか、と寂しさも漂います。だからこ、「いまここ」を大切に、これからも思い切りお子さんたちと楽しんでください。そして多くの思い出を作ってください。

本当にお疲れ様でした。そして引き続き、東陽フェニックスを、よろしくお願いいたします。

ガチンコ勝負の前に、池谷応援団長特製のカレーライスで腹ごしらえだ。

おぉ、少食の佐藤亘(四砂小6年)も大盛りを食べる。

カレーランチ終了後は、6年生が先頭に立ってウォームアップを始める。
これが学童野球最後のウォームアップだ。

試合前、佐藤コーチのシートノックを受ける。キャッチャーは、
もちろん東陽フェニックスの扇の要、池谷錦乃助(四砂小6年)だ。

久しぶりにファーストで張り切る高橋歩(三砂小6年)。サウスポーながら、
全てのポジションをこなす器用さを持ち合わせている。お前、バルタン星人みたい
だぞ。

ショートの守備につく佐藤亘。東陽フェニックスのエースとして
マウンドで仁王立ちする姿が思い出される。

6年生チームの先発は坂口達也(四砂小6年)。中学に行ったらエースを
めざせ。

サードは菅沢翔太(四砂小6年)。とにかくパワフルなプレーが身上の
選手だ。

セカンドはキャプテン早坂陸(豊洲北小6年)。5年生の秋に新しい
メンバーを迎えたが、短期間でチームを良くまとめてくれた。

スタッフもキャプテン池谷応援団長の下、試合前に気合を入れて、
勝利を誓う。手抜きなし、ガチンコ勝負のはじまりだ。

初回、早坂コーチのレフトへのホームランで、スタッフチームに勢いが
ついた。この試合、高橋コーチ、佐藤コーチの一発攻勢で、スタッフチームが
4点を先行する。

私も先発にマウンドに上がり、マジ投球で三者凡退に抑える。しかし、
空振りの三振で打ち取るはずが、すべて当てられしまうのだから、私の
球威が落ちたのか、それともバッターを褒めるべきか、ちょっと微妙な心境。

坂口コーチもマウンドに上がり、6年生を寄せ付けない。セカンドでも、
再三ナイスプレーを見せてチームを盛り上げた。

もちろんお母さまたちの応援は、卒部生に向けらるものばかりだった。

江崎コーチもしぶといバッティングと守備で勝利に貢献した。

江本バリの速球、と言ってももはや知る人も少ないが、池谷応援団長の
長身から投げ下ろすボールは威力抜群だった。

高橋親子の対決は、センター前のポテンヒットでオヤジの勝ち。
子は認めないと言っていたが、ヒットはヒットなのだ。

右中間にホームランも放ち、最終回もナイスピッチングで好守にわたって
勝利に貢献した佐藤コーチ。江戸川高校のエースの貫録だ。ちなみにレフトの
私はあくびをしているのではなく、声を出しているのでお間違いなく。

山中コーチは、サドンデスの8回表にスタッフチームが1点も挙げられず、
その裏の厳しい場面で登板したが、度胸のピッチングで、見事に無死満塁の
ピンチを切り抜けて、9回表の勝ち越し点につなげてくれた。

キャッチャーとピッチャーでチームを支えた高橋コーチ。真芯で捉えた
ライトオーバーのホームランは見事だった。





東陽フェニックスきっての速球派の平川コーチは、全く危なげない
ピッチングを披露した。やはり若さだ。

彼らと一緒に写真を撮るのもこれが最後かと思うと少し寂しい。

サドンデスが2回までもつれ込んだが、最後は、池谷応援団長の犠牲フライで
5−4と辛くもスタッフチームが逃げ切り面目を保った。しかし、6年生の成長を
実感できた試合だった。本当に嬉しいの一言。

戦いを終えて記念撮影だ。得意のガッツポーズで決める。

6年生が整備の後、グラウンドに感謝の気持ちを込めて、深々と礼をする。

6年生が夏合宿の時に作った誓いの言葉を叫び、学童野球最後の一日が
無事に終了した。東陽フェニックスが、君たちの野球の原点だ。次のステップに
進んでも、この時の気持ちを忘れずに、失敗を恐れず思い切りチャレンジして欲しい。

この晩は卒部会で盛大に6年生を送り出した。卒部生のお父さまたちは、
新しい東陽フェニックスを、本気で盛り上げてくださった。お父さまたちが、
グラウンドで子供たちと一緒に野球をする、という本来の姿を作ってくださった
ことに心より感謝申し上げます

佐藤コーチ(お祖父さま)手作りの背番号の入ったパネルが卒部生に
贈られた。また、6年生が勝ち取った城南杯の優勝カップ、深川秋季大会で、
12年ぶりにCチームが勝ち取った3位とマナー賞のトロフィーが飾られた。
優勝という言葉も6年間ほど聞けなかった言葉だったが、ささやかながらも、
新しい東陽フェニックスの門出を祝うような出来事だった。

卒部会の司会は野中コーチが務めてくれた。

入場の後、参加者の皆さまに、まずお礼で応える卒部生たち。

おおやね匠江東区議会議員からお祝辞をいただいた。

卒部生のお母さまたちも、晴れ晴れしい笑顔だ。卒部、おめでとうございます。
皆さまの献身的なサポートに、深く感謝いたします。でも、まだまだ続きますよ、
早朝の弁当作りに深夜の泥んこユニフォーム洗い、楽しんでください。

大沼代表はじめ現役スタッフの皆さんも卒部を祝った。

お忙しいところ、柿沢未途衆議院議員も、卒部会に駆け付けて、卒部生たちに
激励言葉を贈っていただいた。

卒部生一人一人が、進路先とこれからの抱負を述べた。左からキャプテン早坂陸、
高橋歩、渡辺駿斗(五砂小)、佐藤亘、池谷錦乃助、坂口達也、菅沢翔太。このメンバーに
インフルエンザで休みだった小川祐斗(四砂小)を加えた8名が、この日、卒部を
迎えた。私にとっては、1年間あまりしか面倒を見なかった子供たちだが、時間が凝縮されて
いたせいか、とても思い出深い子供たちばかりだ。

卒部生たちに激励のエールを送る池谷応援団長。池谷応援団長には、
選手の応援歌作りから祝賀会のセッティングまで、色々とお世話になって。
本当にありがとうございました。

卒部生のお父さまたちには、練習、試合などチーム運営に積極的に参加して
いただけた。これが本来の学童野球の姿なのだが、その原点に立ち戻ることが
できたのは、卒部生のお父さまたちのおかげだ。今では、多くのお父さまたちが、
東陽フェニックスを支えてくださっているが、皆さんに先駆けとなっていただいた
ことが非常に大きい。ややもすると、自分も楽しみたくなるが、「プレーヤーズ・ファースト、
選手が一番」を貫いていただき、次の世代にバトンタッチすることができた。とはいえ、
「奉公三年」がありますので、これからも東陽フェニックスへのご支援、引き続き、
どうぞよろしくお願いいたします。

キャプテンの継承式では、Aチーム佐能凛平(東陽小5年)、Bチーム阿部太陽(四砂小4年)、
Cチーム佐野颯穏(東陽小3年)に10番が引き継がれた。

お父さま、お母さまに、感謝の花束を贈る卒部生たち。感謝の気持ちを
しっかり表そう。涙腺の緩い野球オヤジの私はこのシーンは弱い。

「自分の可能性を信じろ」、そして、中学でさらに大きく羽ばたけ。
君たちならば、必ずできる。また逢う日を楽しみにしているぞ。

卒部会は無事終了。もちろん二次会では、オヤジ達が大暴れした。
これが東陽フェニックス流なのだ。



 
2014.03.07 Friday 18:10 | comments(1) | - | 
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団長 (2014/03/15 2:47 AM)
先日の親子大会、送別会大変ありがとうございました。感動の一日を親子、仲間たちと過ごせた事を深く感謝致します。
フェニックス野球、石橋監督は錦乃助にとって原点です。沢山の事を学ばせて貰い今後の野球人生に於いて試練を乗り越える愛情を注いで戴き、耐える事の出来る選手に育って欲しいと願っております。親子共々大変お世話になりました。顔を出せる時はお伺いします。奉公はなかなか出来ませんが(笑) またよろしくお願いします。