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東陽フェニックスBチーム、関団連朝日大会ジュニアの部で初戦敗退!3月25日(日)の午後から扇大橋グラウンド(荒川区)にて、関団連朝日旗争奪大会ジュニアの部の一回戦、東陽フェニックス対荒川コンドル戦が行われた。
結果は、残念ながら強豪荒川コンドルに終始圧倒され、3回0−10のコールド負けを喫してしまった。しかし、前回の豊洲ジュニアキング戦の時のように、エースの高橋歩が四球で自滅するのではなく、強豪チーム相手にしっかりと戦った上での力負け。勝利の基本となる守備や連携プレーを強化していけば、必ず光明は見えてくるはずだ。
少し試合を振り返ると、先攻東陽フェニックスで始まったこの試合、二死からキャプテン早坂陸が出塁し、すぐさま盗塁を成功させて先制点のチャンスを作る。しかし、続く4番の高橋歩がレフトフライに抑えられ無得点。
その裏、東陽フェニックスの守備では、このところピッチングフォームを崩していた高橋歩だったが、この日は、すべてクイック投法に変えてフォームが安定したせいか、制球力が増してストライク先行のピッチングを展開、荒川コンドルの上位打線を三者凡退に抑える。
対する荒川コンドルのピッチャーは小柄ながらも、センスの良さを感じるピッチング。テンポ良くボールを投げ込んでくる。2回、3回の攻撃では、東陽フェニックスの選手たちがボール球に手を出し、相手投手の術中にはまり、凡打を繰り返してしまって手も足も出ない状態。
逆に2回裏の荒川コンドルの攻撃では、こちらの守備のミスなどで満塁とされると、8番バッターにジャストミートされた打球は左中間を真っ二つにする当たり、走者一掃の当たりとなり、先制を許してしまい早々に相手に主導権を握られてしまう。
その後は、強豪チーム特有の畳み掛けた攻撃にさらされる。バントに、こちらのミスに付け込むプレー、揺さぶりにあったピッチャーが集中力を失い、今度は甘く入ったストライクを見逃さずに強打、と縦横無尽に荒川コンドルの野球を仕掛けられ、残念ながら3回0−10でコールド負けを喫した。
強豪チームとガチンコ勝負をしてもらえるのは公式戦ならではのことだ。恐らく、東陽フェニックスの選手たちにとっては、とても勉強になったはず。前日、この日の午前中に行ったバント守備の意味も、より深く理解できたのではないか。
敗れたとはいえ、バント守備を始めたのは前日から、という状態で、強豪チームのプレーを防ぐことはなかなか難しいが、まさに直前まで行った練習を、試合で経験できたことによる収穫は大きかったのではないか。
ピッチャーの自責点は失点の半分以下と、守備の課題が浮き彫りになったこの試合、もちろん制球力の良いピッチャーへの対応など攻撃面での課題も残るが、まず守備ができなければ、いくら点を取っても野球にならない。
この試合、高橋歩と野口蓮のバッテリーに、動きの良いショートのキャプテン早坂陸には、大きく期待ができることが分かった。この三人を軸に、夏までにどれだけ周りの選手一人一人の力を底上げして守備力をアップできるか、そして、ボール球に手を出さず、出塁率を上げて得点力アップにつなげるか、ここが東陽フェニックスBチームの勝利への課題となるのではないだろうか。
負けて悔しい、という思いを大事にして練習に励んで欲しい。
負けて強くなる、ということを感じて欲しい。
頑張れ、東陽フェニックスBチーム!
初回に出塁するとすかさず盗塁してチャンスを広げるキャプテン早坂陸(豊洲北小4年)。キャッチャーからショートに回って、何か体全体に持ち前の躍動感が出て来たようだ。これからの活躍が楽しみだ。
この日はフォームが安定してコントロールが定まっていたエースの高橋歩(三砂小4年)。10失点とはいえ、バックの守備の乱れで取られた失点が多く、実際、自責点は失点の半分にもならなかった。低目への制球力が増せば、かなりのレベルまで行けるはずだ。
サードの渡辺駿斗(五砂小4年)。自信は豊富な練習量から得られるものだ。是非、この春にチャレンジして欲しい。
ライトを守った阿部雅楽(東陽小3年)。体も足もある、バットスイングも速い。頑張ってもらいたい選手の一人だ。
セカンドを守った中瀬尚輝(三砂小4年)。4月になったら五年生、チームの中心となる自覚を強く持って欲しい。
スクイズバントで、猛然とダッシュするファーストの佐能凛平(東陽小3年)。これで声が出れば完璧だ。頑張れ。
この試合、ショートを守ったキャプテンの早坂陸。彼本来の躍動感が出て来たようだ。後ろは、レフトを守る森秀麿(南砂小3年)。
センターを守った森佳彦(南砂小3年)。この試合を最後に、父親の転勤に伴い岐阜のチームへ移籍となる。所属チームが変わっても野球を思い切り楽しんで欲しい。
背番号51を見せているのは、Bチームのキャッチャーとして初めてマスクをかぶった野口蓮(東陽小3年)。持ち前のセンスで、教えたばかりのサインをピッチャーに出し、また、このところ取り組んでいたワンバウンドも、しっかりと止めていた。向こう側は、控えのキャッチャーを務めた野中翔馬(東陽小3年)。
荒川コンドルのピッチャーは、体は小さいが高い野球センスを感じさせる投球を見せていた。体重移動もしっかりしていて、右腕も巻きつくように振り切っている。まさに体全体を使って投げている。
試合終了後のエール交換、そして挨拶。今回は、荒川コンドルに脱帽するしかない完敗だった。是非、荒川コンドルには、優勝めざして頑張って欲しい。
試合後の反省会で高橋監督から話を聞く東陽フェニックスの選手たち。負けて悔しい、という気持ちを持って欲しい。そこからガムシャラさ、なにくそ、という強くなりたい気持ちが湧き上がってくるはずだ。これは、スポーツのみならず、勉強でも同じことだ。
試合が終わればカラっとしているのも良いところだ。この試合を最後に岐阜へ引っ越す森佳彦を囲んで三年生たちが揃って記念撮影。左から、野口蓮、野中翔馬、森佳彦、竹内良祐(南陽小3年)、佐能凛平、阿部雅楽。