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東陽フェニックスCチーム、残念ながら深川春季大会二回戦で敗退!6月24日(日)に、第49回深川春季大会Cクラスの二回戦、東陽フェニックス対潮見パワーズ戦が、15時から豊洲球場(メッツ面)で行われた。
結果は、0−13と東陽フェニックスが完敗、まさに優勝候補筆頭に挙げられる潮見パワーズの強さを見せ付けられた形だった。しかし、その強豪相手に、3回までは0−2と堂々と渡り合った東陽フェニックスCチーム、ゲーム終盤に力尽きてしまったが、さらに体力をつけて秋の大会には、是非、雪辱を果たして欲しい。
試合内容を簡単に振り返ると、潮見パワーズ先攻で始まったこの試合、先発の野口蓮が先頭を歩かせ、さらに盗塁も決められて、プレーボール早々に無死二塁のピンチを招く。しかし、ここから気合を入れ直し、2番をセンターライナー、3番を空振りの三振、さらに4番をセンターフライに打ち取り無失点に抑える。センターの中澤優介も、このところ外野に守備を固定して、練習に励んでいた努力が実り、あわてることなくライナー、フライを処理できた。
その裏、東陽フェニックスの攻撃では、潮見パワーズのエースが持ち前の制球力を発揮、ほとんど自分たちのスイングさせてもらえずに三者凡退に終わった。
続く2回表、野口蓮の速球が冴え、5番を空振り三振に打ち取るも、続くバッターにフルカウントから甘い球を狙われ、ライトオーバーのホームランを浴びる。さらに動揺したのか、次のバッターに四球を与えると、その後、内野のエラーも重なって、この回2点を失う。しかし、3回表は気を取り直し、相手の3番からの攻撃を三人で抑える好投を見せる。
その間、東陽フェニックスも相手投手の攻略を試みるが、内外角にボールを散らされ、的を絞れず凡打の山を築いてしまう。そして迎えた4回表、先頭にヒットを打たれ、しかも外野手がトンネル、相手ランナーが一気にホームを狙うところを三本間に挟むが、最後はミスが出てしまい、ホームインを許してしまう。その後、野口蓮が、何とか7、8番を抑えて二死までこぎつけるが、9番バッターを内野エラーで出塁させ、上位打線を迎えると、疲れからか制球を乱してしワイルドピッチ、ヒットなどでさらに3点を失ってしまう。
先発の野口蓮は、この時点で投球数が80球を超え、しかも練習試合とは違った公式戦特有の緊張感の中での投球、致し方なしのところもあるだろう。その一方で、一個のアウトを取る難しさも身にしみて分かったはずだ。いずれにしても、4回に崩れたとは言え、この2ヶ月での成長振りを十分に発揮した投球だった。今後は、主審が試合後に声をかけてくれたように、「体力をつけること」、この一言に尽きるだろう。練習を通じて、走り、投げることによって、下半身、肩のスタミナをもっと付ければ、さらに飛躍できる可能性を秘めている選手だろう。
この試合の展開は、その後、潮見パワーズは、攻撃の手を緩めず、リリーフした佐能凛平にも襲いかかり点差を広げて行く。5回一死からは、3週間前からピッチング練習を始めた中澤優介がリリーフ、四球とヒットを打たれたものの、ランナーを置いて緊張する場面を、持ち前の度胸と速球で切り抜け、1失点2三振で初の公式戦登板を果たした。
結局、終わってみれば0-13の完敗、攻撃面では、5回にリリーフしたピッチャーも含めて、潮見パワーズの二人のピッチャーから8個のピッチャーゴロを喫してしまい、完全に振り負けてしまった。しかし一方では、三振は3個と相手から奪った三振6個を考えると、決してボールが見えていないわけではなかった、ということ。ここは、このところバッティング好調だった東陽フェニックス打線から、凡打の山を築いた潮見パワーズ投手陣の制球力を褒めた方が良いかもしれない。
ただし、もちろん反省点もある。ストライクを先行され、難しいボールに手を出していたのも事実。これからさらにバットを振り込み、甘いボールを一発で仕留めるパワー、集中力を磨いて欲しいと思う。
強豪にぶつかることによって、これからやるべき課題は見えてきたはずだ。最後は、力尽きて大敗してしまったという事実はしっかりと受け止め、これからの練習に生かし、更なる飛躍につなげて欲しい。一皮向けて、この秋には、さらにパワーアップした東陽フェニックスCチームを見られることを楽しみにしている。
ところで、この日、東陽フェニックスAチームは、ジャビット杯江東大会に出場、一回戦のヤングライオンズ戦では、趙ミンウのホームラン、佐能虎太郎の投打にわたる活躍などで、打ち合いを制して9−5で勝利。しかし、二回戦では、深川ホークスに小刻みに点を取られ、5-9で敗れ、残念ながら準決勝進出を逃した。
今後の大会の予定では、6月30日(土)に、関団連読売旗争奪大会ジュニアの部(五年生以下)の試合が、15時20分から豊洲球場(メッツ面)にて行われる。相手は大雲寺スターズ、江戸川区の強豪だが、Bチームの初勝利をめざして全力で戦って欲しい。また、7月1日(日)には、深川春季大会Aクラス(六年生以下)の準決勝に東陽フェニックスが出場。この試合は、14時から夢の島球場6面で行われる。
さらに、7月7日(土)には、関団連読売旗争奪大会本大会(六年生以下)が、品川区子供の森少年野球場で行われる。東陽フェニックスは、9時30分から剣(大田区)と対戦。勝てば14時から南大井と対戦することになる。暑い盛りのダブルヘッダーだが、是非、頑張ってもらいたい。翌日の7月8日(日)には、新人戦大会深川予選(五年生以下)が深川ジャイアンツ相手に行われる予定だが、場所、時間は未定だ。
本格的な野球シーズンを迎えて大会も目白押し。この季節、精神力もスキルも一気にレベルアップするチャンスでもある、私も一気に花開いた子供たちを何人も見てきた。東陽フェニックスの子供たちには、思い切り野球を楽しんで、大きく育って欲しいと思っている。
ところで、学童野球だけでなく、この時期、高校野球の予選も、そろそろ熱戦の火蓋が切られる。先日も、渕上克己さん(都立紅葉川高校3年、野球部)から連絡があり、7月9日(月)に、大田スタジアムで初戦を迎えるとのこと、是非、甲子園めざしてがんばって欲しい。
また、プロ野球もペナントレースが熱を帯びて来た。東陽フェニックスOBの横浜DeNAベイスターズの小杉陽太さんも、このところ一軍に定着、沖縄遠征のヤクルト戦では、リリーフとして連投していた。今日から始まる、マツダ球場での広島三連戦での雄姿を見せてくれることだろう。小杉陽太さんの活躍に期待している。
この時期、東陽フェニックスの現役の選手だけでなく、OBの中学生、高校生、大学生、そしてプロ野球選手も大忙しだ。彼らの大活躍を心から願っている。
頑張れ、東陽フェニックス! 頑張れ、東陽フェニックスOB!!
いつも通りの試合前のメンバー確認。随分と慣れてきたようだ。落ち着いた姿からも、彼らの成長が窺える。
さぁ、試合開始だ。キャプテン同士が握手。
先発は野口蓮(東陽小4年)。フォームも安定し、また、ランナーを出しても慌てることがなくなった。しっかり体力をつけて完投できる投手をめざせ!
キャプテンでキャッチャーの森秀麿(南砂小4年)。チーム一の叱られ役だが、このところ気持ちが入ったプレーができるようになってきた。最後まで集中力を途切らせないように、彼にももっと体力をつけて欲しい。
サードの山中翼(九段小3年)は、どこまでボールに向かって行く気持ちが出せるかが課題。早く内弁慶を脱して、自己主張のきちんとできる選手になって欲しい。
このところバッティングで著しい成長を見せている阿部雅楽(東陽小4年)。苦手の守備ももっともっと好きになって欲しい。「好きこそ物の上手なれ」、だよね。
阿部太陽(4砂小3年)はセカンドで先発出場。サードと違ってスローイングのストレスがないせいか、しっかりと守ることができた。
ショートの佐能凛平(東陽小4年)は、サウスポーながら難しいポジションに挑戦。もっと声を出してチームを引っ張って欲しい。一度の失敗にめげることなく、もっと元気良くプレーしようぜ、君なら必ずできる!
潮見パワーズのエースは抜群の制球力を武器に、東陽フェニックス打線を凡打の山に抑えた。東陽フェニックスは、三塁までランナーを進めるも、ホームは遠かった。
野中翔馬(東陽小4年)も、この試合ではタイミングを外され不発に終わった。しかし、「いつでもフルスイング」は忘れないで欲しい。
最終回のピンチにリリーフに立った中澤優介(東陽小4年)。投手として、秋の大会をめざしていたが、意外に早くチャンスが巡ってきた。度胸と失敗を引きずらない性格、そして持ち前の速球が売りだ(個人的には肘の下がりが気になるところ)。
ライトで先発出場した竹内良祐(南陽小4年)は、試合後、コーチのお父さん、弟の勇祐と記念撮影。プレー中の良い写真がなくてゴメンなさい。でも、親子で同じユニフォームを来て、ベンチ入りして野球にのめり込めるのが、学童野球の良いところだ。
負けてもエールの交換では、大きな声を出していたのが印象的だった。負けても勝っても戦った相手を称えられること、このマインドがスポーツを続ける上で、とても大切なことだ。これができる東陽フェニックスの子供たちを誇らしく思う。
試合終了直後、ベンチ前で、負けた悔しさをかみ締める。この悔しさを忘れないこと。それが明日への飛躍につながるのだ。
コーチからのコメントも、しっかりと聴けるようになってきた。少しずつ忍耐力もついてきたようだ。東陽フェニックスでは、挨拶、返事、感謝の言葉をしっかりと言えることを常々大切にしたいと思っているが、人の話に耳を傾けられることもとても大切なことだ。
この試合に、早坂怜(左、深川五中2年、野球部)と斎藤大地(深川二中2年、江東ライオンズ)の二人が顔を出してくれた。二人とも野球で頑張っているようだ。勉強もしっかりと頑張れよ!