[ チームの活動 ]
JUGEMテーマ:スポーツ
東陽フェニックス、夏休みの練習その2!9月に入って9月17日(月)に開幕する予定の深川秋季大会の組み合わせ抽選会も行われて、Aチームは元加賀、Cチームは辰巳シーレックスが初戦の相手に決定。また、関団連秋季大会は、Aチームが大森ジャガーズ、ジュニア(5年生以下)は調布ファイターズと対戦することとなった。
秋の大会では、夏の練習の成果を是非見せたいところ。
そのなことで、あの厳しい練習を思い出してもらいたく、今回の夏の練習の第二弾、夏休み後半の東陽フェにクスの活動をご紹介する。
学童野球の甲子園である第32回全国学童軟式野球大会が、8月12日から神宮球場などで熱戦の火蓋を切った。8月15日に山中コーチとともに東陽フェニックスCチームの子供たちと観戦。素晴らしいプレーの連続に、東陽フェニックスの子供たちも驚いていた。
全国大会に出場するチームは、ベンチ前の声の出し方も、気合の入れ方も違う。きびきびとした動き、全力疾走、一つ一つのプレーが、東陽フェニックスCチームの子供たちには参考になったことだろう。
新町ライオンズ(東京代表)と高取少年野球クラブ(福岡)の試合は、7回で決着がつかず、サドンデスへ突入。8回の表を0点に抑えた高取は、その裏、内野ゴロでジャッグルした隙を突いて三塁ランナーがホームイン、サヨナラ勝ちを収めた。この前の試合は、初回に4点を失った兵庫代表が、粘り強い攻めを見せて、5-4で試合を引っくり返す展開。どのチームも投手を中心とした堅い守りと、ワンチャンスを確実にものにする集中力のある攻撃を見せ、緊迫感のある中でも野球を楽しむ姿勢を忘れない、素晴らしい試合を展開していたことが印象的だった。
東陽フェニックスの朝練は自主参加、原則平日は毎日行われる。8月17日は、仲田義及(鹿児島実業高校3年野球部)が参加。子供たちと伴走してくれた。
8月18、19日に行われた合宿では、恒例となった真下投げの伊藤博一先生(帝京平成大学)の研究に協力、昨年に続いて、捕球テストを行った。このテストの前に、夢の島のバーべキュー広場で、5、6年生が心をこめて作ってくれたカレーをいただき、その後に記念撮影。ちなみに助手の先生は、高校時代に酒田南高校野球部の一員として、夏の甲子園大会に出場したそうだ。
捕球テストの前に、伊藤博一先生からレクチャーを受ける東陽フェニックスの子供たち。
今回は、手動のバッティングマシンから投げられたボールを、後方、側方の位置からスタートして、フォアハンド、バックハンドでショートバウンドで捕球する、ちょっと難しいテストだった。高速カメラで撮影した映像から、捕球率、捕球からリリースまでの時間、ステップ数などが測定される。
後方からフォアハンドで捕球する。
側方からバックハンドで捕球。
今回は合宿に参加した5、6年生が捕球テストを受けた。5年生の左から中瀬尚輝(三砂小)、伊藤博一先生、高橋歩(三砂小)、早坂陸(豊洲北小)。
南砂シャークスには、今回、グラウンドを貸していただき、さらに子供たちにも捕球テストに参加してもらった。捕球テストの意義は、ずばり「心臓振盪」の防止。捕球の時には、「正面に回って強い打球でも体に当てて止めろ」、と我々は教育されてきた。しかし、発育途上の小中学生は、左胸を強い打球が襲った際に不整脈が発生し、対処が遅れれば死に至ることもある、という報告が近年なされている。そこで伊藤先生は、各種の捕球法のデータを集め、安全で確実な捕球法を確立するために研究を進めている。どちらかというと、日本ではバックハンドは、逆シングルキャッチとも呼び、何となくあまり良くない捕り方、というイメージが今まであった。しかし、メジャーリーグが普通に放映され、バックハンドで捕球して、素早く送球姿勢に入り、俊足のバッターをアウトにするプレーが頻繁に流されるようになり、私の子供ののことに比べると、バックハンドは随分と一般的になってきたはずだ。高校時代に米国で野球を経験した長男に聞くと、米国では、内野手は、バックハンド捕球の練習を徹底的にやらされるらしい。米国では、そうしなければ足の速いバッターをアウトにできないし、守備範囲も狭くなってしまう、という合理的な考えから来ているのだろう。日本でも、伊藤博一先生の研究成果をエビデンスとして、バックハンドが体系的に取り入れられる日がいつか来るだろう。
最後の夏休みの一週間も朝錬は続く。8月23日には斎藤大地(深川二中2年、江東ライオンズ)と渕上聖司(二南中2年、墨田ポニー)が参加してくれた。
朝練最終日となった8月24日にも8名が参加。しっかりと走り込んだ。最も参加回数が多かったのはキャプテン鳥居稔太(東陽小6年)、精勤賞を獲得した。
木場公園は緑が濃いせいか、蝉も多く、木々には蝉の抜け殻がたくさん見られる。甲子園が終わると、何となく寂しさが漂って夏の終わりをじわりと感じる。
8月25日は若洲で行われたが、この日もとにかく暑い。キャッチボールをする向こう側には、入道雲が元気良く顔を出している。しかし、東陽フェニックスの子供たちは、暑さに負けず元気良く野球を楽しむ。
東陽フェニックスAチームもしっかり練習。Aチームらしく細かいプレーの練習にも余念がない。
こちら東陽フェニックスCチームは、何の相談かと思ったら、バッタを捕まえて遊ぶ。
一年生コンビの勝原大進と山岸奏人(ともに南砂小1年)はじゃれ合う。
三年生の黒柳恭吾(南砂小)と阿部太陽(四砂小)は、冷却スプレーをかけ合う。
四年生の野中翔馬と中澤優介(ともに東陽小4年)は、食後に日陰で語らう。ということで、休み時間は勝手に振舞うCチームの子供たちでした。
夏休み最後の日曜日となった8月26日には、仲田義及(鹿児島実業高校3年野球部)と斎藤宏貴(横浜高校3年野球部)が手伝いに来てくれた。厳しい高校野球から解放され、遊びたい時期だが、こうやって手伝いに来てくれることが嬉しい。
斎藤宏貴は、ゴロの捕り方を子供たちに熱血指導。しっかりと基礎を身につけているので、教え方も上手い。彼の生来の人懐っこさから、子供たちも緊張を解いて、やたらとまとわりついていた。
仲田義及はランナーの指導。口数は多くはないが、彼も優しい人柄がにじんでくる教え方だ。二人とも指導者の素質は十分だ。めざせ、教員免許!
この二人も4年生の頃は子供らしく、練習休みに時は、思い切りふざけまくっていた。右から仲田義及、斎藤宏貴、河田俊輔。河田俊輔は、高校からはバスケットボール部で活躍、今頃、受験勉強に精を出していることだろう。落ち着いたら、また遊びに来てくれ。
その晩、焼肉屋へ三人で行ったが、寮生活のトラウマがあるのか、白飯は頼まずにひたすら肉を食いまくる。しかし、二人ともでかくなったなぁ、高校進学前に三人で行った中華街の時よりも、さらに上にも横にもでかくなった。白髪だらけで年取ったのは私だけだ。