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東陽フェニックスAチーム、関団連朝日大会一回戦で敗退!3月24日(日)の15時から若洲大島中央グラウンドにて関団連朝日大会一回戦、東陽フェニックス対久我山イーグルスの一戦が行われた。
久我山イーグルス(杉並区)は、この大会のディフェンディング・チャンピオン。また、関団連の大会では、いつも上位に残る常連チームだ。この好チームに、昨年11月にメンバーがそろった新生東陽フェニックスAチームが、どれくらい戦えるか楽しみな一戦となった。
試合を簡単に振り返ると、1回表の久我山イーグルスの攻撃で、立ち上がりに東陽フェニックス先発の佐藤亘が制球を乱し、いきなり連続四球。この場面で、3、4番の連続ヒットで先取点を奪われると、さらに内野のエラーで1点を失い、こちらが欲しい先取点を先に奪われてしまい、東陽フェニックスにとっては苦しい展開となった。
その裏、東陽フェニックスもトップバッターの早坂陸が四球で出塁、盗塁も決めて無死2塁とするが、続くバッターがバント失敗、また主軸も三振、凡打でチャンスを広げられず無得点に終わる。
2回は両チームともにランナーを出すも得点につながらず、試合が動いたのは3回裏の東陽フェニックスの攻撃。二死から小川祐斗がヒットで出塁すると、高橋歩が死球で一二塁となったところで、四番の池谷錦乃助がライト線へ二塁打を放ち2−2の同点とする。
しかし、4回表に久我山イーグルスも、内野のエラーから出塁したランナーを三塁に進め、8番がレフトへ犠牲フライ、再び1点差をつけらてしまうが、その裏、東陽フェニックスも、相手のミスから1点を奪い取り、再び同点に追いつく。だが、久我山イーグルスもしぶとく守り、東陽フェニックスは勝ち越すことができない。この辺が、チームの若さ、したたかさの違いなのだろうか。
何とか食い下がる東陽フェニックスだったが、5回表に先頭を四球で歩かせると、暴投などで一死三塁となり、内野ゴロで1点、さらに、6番に長打を浴びて2点目を奪われる。その裏の攻撃で、二死二塁とするも、ライトのファインプレーに阻まれ時間切れゲームセット、3−5で東陽フェニックスが敗れた。
この試合、東陽フェニックスは、四球とエラーで先頭バッターに出塁を4回も許してしまい、そのうち3回が失点につながった。一方、こちらは先頭バッターが出塁したのは、1回裏の攻撃のみ。安打数が東陽フェニックスが4本に対して久我山イーグルスが5本、四球は3個に対して5個、エラーは両チームともに4個、という数字を見る限り、ほとんど差はないので、やはり勝敗を分けたのは、先頭バッターの出塁の有無だろう。
東陽フェニックスは、5イニングすべてに得点圏へランナーは送るが、二死からの場面が多く、結局、点にならないケースが多かった。それに対して久我山イーグルスは、無死からの場面なので、攻撃にも色を付けることができ、得点のチャンスを大きく広げることができていた。
野球の鉄則である「守りでは先頭を切れ」、「攻撃では先頭が出ろ」の差が、まさに出た試合だった。
「負けに不思議の負けなし」
この言葉通りの結果だったが、一方で東陽フェニックスの粘りも見事だった。
つまらないエラーや四球がまだまだ多く、無駄な失点があって敗れたのも事実だが、試合中に、失点してベンチに戻る選手たちから「打って返そうぜ」、「まだまだ」という声が出ていたことは嬉しかった。こういう前向きな言葉が出てくると、必ずチームは盛り上がってくる、勝ち星も付いてくるようになってくるものだ。
ここに一筋の光明を見出しつつ、次の大会に向けて、東陽フェニックスには精進を積んでもらいたい。
「苦は楽の種」
誰が言ったか忘れたが、苦しい練習、苦しい場面を乗り越えてこそ、成長したことを実感し、達成感の喜びにひたることができる。それがエンジョイ・ベースボールなのだ。
頑張れ、東陽フェニックスAチーム!
試合前のランチでは、みんなモリモリと食べていた。メシがやっぱり元気の素だよね。
ドカ弁を食べる渡辺駿斗(五砂小6年)。これが彼のパワーの源だ。もっと食べて体でかくしようぜ。
デザートのさくら団子をうまそうに食べる高橋歩(三砂小6年)。本当におもろい奴だ。
写真撮影に余念のない早坂コーチ。
午前中は、朝日大会ジュニアの部の一回戦が行われ、東陽フェニックスBチームは尾島中央と対戦、残念ながら0−19でコールド負けを喫した。野中監督と反省会を行う。
さぁ、試合開始だ。元気よくベンチを飛び出す東陽フェニックスの選手たち。
キャッチャーで4番、そして副将も務める池谷錦乃助(四砂小6年)。この試合、同点打となる二塁打を放った。
先発の佐藤亘(四砂小6年)は制球を乱し苦しい立ち上がり。それでも何とかゲームを作ろうと懸命なピッチングを見せた。後ろも桜が満開だ、ピッチングも全開で行こうぜ。
サードの菅沢翔太(四砂小6年)は、大事な場面でエラー。そんな時は、打って返せばよいのだ。失敗は必ず取り返せる。
キャプテン早坂陸(豊洲北小)には元気でチームを引っ張ってほしい。ピンチに動じない奴が、一番かっこいいのだ。
セカンドの小川裕翔(四砂小6年)は、バッティングでも鋭い当たりを飛ばした。チャンスに強い男になれ!
センターの佐能凛平(東陽小5年)は、上級生に交じってただ一人試合に出場。何度も言うが、もっと自信を持ってプレーして欲しい選手だ。プレッシャー跳ね返す、強い気持ちを持った選手になれ!
ファーストの高橋歩は、この試合、力が入ったせいか得意のバッティングを披露することができなかった。しかし、バッティング改造の成果を見せてくれる日も近いと信じている。
レフトの渡辺駿斗は、守備力も向上した。得意のバッティングでは、この日も、センター前へ強い当たりを飛ばし、頼れるバッターになりつつある。
ピンチでマウンドに集まる選手たち。自分たちでタイムを取って、集まれるようになれば、それは成長した、という証だ。自分たちで考え、行動できるプレーヤーをめざしてもらいたい。
ライトで先発出場した坂口達也(四砂小6年)は、守備でもエラーの後の処理をしっかりできるようになってきた。バッティングでも粘りを見せ、このところ積極的な姿勢が目立つ。この気持ちを持ち続けて欲しい。
3−5で惜敗したが、学んだことは多かったはず。単なる負けとせずに、次に生かせるようにして欲しい。向上心を持ち続けろ!
自分たちで決めた目標は達成できたのか?それはどれくらいか?できなかった理由は?次にどんなことをしたい?そのためには今から何をすればいいんだ?そんな疑問を沢山持って、試合後のミーティングには臨んで欲しいと思っている。