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東陽フェニックスABチーム、葛西ファイターズと練習試合!8月23日(土)の9時30分から若洲グラウンドにて、江戸川区の強豪葛西ファイターズを迎えて、東陽フェニックスABチームが練習試合を行った。午前中は、ときおり小雨も降る天気、午後からは天気も回復し、2試合を無事に終えることができた。
まず午前中の練習試合では、5年生以下のBチームが葛西ファイターズBチームに挑戦。とはいえ、この日は東陽フェニックスBチームの人数が揃わず、6年生2名が助っ人として出場した。
試合の方は、先攻の東陽フェニックスBチームが、先制点の欲しい初回の攻撃で、相手先発投手の打たせて取るピッチングの術中にはまり、7球で抑えられると、その裏、先発の佐藤大輝が2四球を与えたところで5番に二塁打を浴びて2点を奪われ、逆にあっさりと先制を許してしまう。しかし2回表に東陽フェニックスも、6年生の佐能凛平の内野安打を足がかりに1点を返し、2−1と追撃態勢を整え、その裏の守りでも、相手スクイズを外して失点を防いだ。
しかし、互角の戦いはここまで。3回裏に1点を追加されると、4回裏には、佐藤大輝が突如制球を乱して3連続四球、替わった江崎唯斗も2四球を与え3失点(打者一巡で翌3失点で済んだものだ)。その後も、攻撃の手を緩めない葛西ファイターズに対して、6年生の中澤優介まで投入するが、かえって火に油を注ぐ形になり、3投手が6イニングを投げて、合計で10被安打10与四球10失点と、終わってみれば1−10で完敗を喫してしまった。強豪相手に10与四球では勝負になるはずがないが、何よりも葛西ファイターズ打線の鋭いスイングから繰り出される打球の速さに驚かされた。
一方、攻撃面では、葛西ファイターズの3投手を相手に、散発の4安打(4年生の佐野颯穏が2本、あとの2本は6年生、感じの5年生は無安打)と全く振るわず、得点は2回表の1点のみとなった。
葛西ファイターズBチームは、翌日に新人戦江戸川区大会準決勝を控えているそうだが、長打が期待できる大型選手に加えて、小技の利く選手も揃え、攻守ともにまったく隙がない。このまま新人戦での優勝がねらえる素晴らしいチームだ。
東陽フェニックスBチームにとっては、力勝負で完全にねじ伏せられた形。こういった強力打線を有するチームに勝つには、今の実力、小さな体格、パワーを考えると、たとえ長打を浴びても、粘り強く守って打線を切れ切れにして得点許さず、その間に、少ないチャンスを点につなげていく、僅差で勝つ、という戦い方になるのだろう。現実的には、なかなか難しい課題だが、是非、チャレンジして、いつか体格に勝るチームをぶっ倒せるようになって欲しいと思う。
続く第二試合のAチームの練習試合は、ランチを挟んで12時50分からプレーボール。
先攻東陽フェニックスで始まったこの試合、初回にチャンスを作るも、まずい走塁で先制機を逃してしまう。するとその裏、先発の佐能凛平が、先頭に四球を与えると、主軸バッターに長打を浴び、あっさり3点を献上。3回表に野口蓮の二塁打で1点を返すが、その裏には、2失策に2長短打、四球も絡んで一挙4点を奪われ、1−7と逆に突き放されてしまう苦しい試合展開。
しかし、4回裏からリリーフした野口蓮が、相手打線を封じて、一方的なゲームになるかと思われた試合の流れを変えると、東陽フェニックスも、5回表から替わったピッチャーを攻めて1点を返して反撃開始。さらに、6回表には、野口蓮のヒットを口火にして、一挙8点を奪って10−7と逆転に成功する。
ここで終わらないのが野球。
その裏、1時間半のタイムゲームの約束で、この回が最終回。しかし、野口蓮が、下位打線相手に連続四球と暴投で無死2、3塁のピンチを招いてしまう。この場面で、1番バッターの当たりはショートゴロ、この打球を山中翼がバックホームして失点を防ぐ。なおも一死2、3塁とピンチが続くが、ここで踏ん張るのがエース。しかし、迎える相手バッターは、この日、3打数3安打と大当たりのバッター。やはりその勢いに勝てず、2塁打を許して10−9の一点差に迫られる。後から振り返ると、ノーボール2ストライクと追い込んでいただけに、もったいないピッチングだったかもしれない。
さらに、1点差に迫られて、浮足立った内野が、次打者の何でもないライナーを捕球し損ね、外野を転々とする間に、同点のランナーのホームインを許してしまったのが、余計なプレーだった。この詰めの甘さが、勝ち慣れていないチームの特徴、ピッチャーが崩れると、一緒になってチーム全体が冷静さを失ってしまう、悪いところが出てしまった。やはり、都大会へ出場するチームと、この辺りに違いを感じてしまう。
同点となったこの試合、練習試合とはいえ、決着をつけるべく延長戦となった7回の攻防は、二死2、3塁のチャンスでセカンドライナーに倒れた野口蓮が、その裏、気迫のピッチングで、相手打線を三者三振に切って取ってマウンドで仁王立ち。ついに、8回はサドンデスゲーム(タイブレーク)での勝負に持ち込まれた。
8回表の東陽フェニックスの無死満塁から始まった攻撃は、一死から阿部雅楽のセンター前ヒットで2点を挙げ、さらに中澤優介も四球で続くが、続くバッターがホームゲッツーに倒れ追加点を奪うことができなかった。その裏、同じ場面で始まったが、やはり緊張する場面、野口蓮が四球を与え、まず1点を失うと、さらに次打者の難しい投ゴロを、焦って処理しまい一塁へ暴投、二塁ランナーもホームに還って、10−11のサヨナラ負けを喫してしまった。
「たられば」と言ってしまえば色々と言いたいこともあるが、ただ一言でまとめるならば、「良い勉強をした」ということ。やはり好チーム、強豪チームと試合をすると、勝利への執念の違いを肌で感じることができる。これは、試合をしてみないと分からないことだし、実際に経験して体得できるものだ。
この2試合、本当に学ぶことが多かった東陽フェニックスABチーム。是非、この経験を本番の秋季大会に生かして欲しい。
頑張れ、東陽フェニックス!
まずBチームの練習試合が行われた。
先発の佐藤大輝(四砂小5年)は、制球が定まらず、悔しいピッチングとなった。
2安打を放ち、攻撃面では一人気を吐いた佐野颯穏(東陽小4年)。常に
野球を楽しむ姿勢が素晴らしい。真の野球小僧をめざして欲しい。
相手先発投手は、高い制球力を武器に、東陽フェニックス打線を封じ込めた。
葛西ファイターズの打者は、しっかりとしたバッティングフォームから、
鋭いスイングを繰り出し、東陽フェニックス投手陣に10安打を浴びせかけた。
サードの山中剛(九段小5年)には、低い姿勢で強い打球に備えて欲しい。
ショートの山中翼(九段小)は、堅実な守備が身上だが、相手チームの
選手と比べると運動量がまだまだ。頑張れ!
レフトを守った藤田悠(豊洲北小4年)。この試合、2三振と得意の
バッティングを披露することができなかったが、上級生の速球に負けない
スイングを身に付けて欲しい。
葛西ファイターズのリリーフ投手は、立派な体格から速球が投げ込んで来た。
下半身がしっかりしてくれば、まだまだ球速は上がるだろう。
江崎唯斗(三砂小5年)は、ピンチでリリーフのマウンドに立ったが、
修羅場をドンドン経験して、精神的にもっと強くなって欲しい。
6年生の佐能凛平(東陽小)は、助っ人でセンターで出場。
こちらも助っ人で出場した山岸桃子(南砂小)。
代打で出場した阿部雅楽(東陽小6年)は、5年生の速球投手に詰まらされて
センターフライに打ち取られてしまった。
ファーストで途中出場した野口蓮(東陽小6年)。
葛西ファイターズBチームの皆さま、練習試合にお越しいただき、まことに
ありがとうございました。是非、新人戦では優勝をめざして頑張ってください。
ランチを挟んでAチームの練習試合がプレーボール。
サードで先発出場した中澤優介(東陽小6年)だったが、緩慢な動きを
狙われミスを連発してしまった。準備!準備!準備!
相手先発投手には、4回3安打1失点と、ほぼ完璧に抑え込まれた。
やはり投手は制球力が生命線、無駄な四球を出さなければ、失点も
最少で済む、というお手本を示してくれた。
ショートで先発した野口蓮(東陽小6年)は、4回からリリーフのマウンドに立ち、
打っては3安打と逆転のきっかけを作ったが、最後は、自らのミスでサヨナラ負け。
負けて強くなる、の言葉通り、この試合では、多くのことを学べたはずだ。
レフトで先発、サードの守備にもついた阿部太陽(四砂小5年)。
キャプテンとして出場したBチームの試合では、悔しい思いをしたが、
この試合では、バントを決めるなど、自分の役割を果たした。
セカンドの森秀磨(南砂小6年)は、この試合、要所でボーンヘッドを犯して
しまい、チームを勝利に導くことができなかった。集中!集中!集中!
第二試合では、ベンチワークに徹した(はずの)山中剛(九段小5年)。
セカンドランナーで投手の動きに集中する一沢直起(東陽小6年)。相手が
隙を見せたら次の塁を狙うのだ!
この日は、低気圧が微妙に逸れて雨にならなかったが、千葉方面は、
雨雲で覆われていた。
4番の野中翔馬(東陽小6年)は、6回の猛攻の時に、レフトへ2点タイムリーヒットを
放った。バッティングにはパワーも大事だが、何よりも大切ことはタイミング。体を
前に突っ込ませずに、腰の回転を意識して、ヘッドを下げないように、しっかりスイングしよう。
5番の阿部雅楽(東陽小6年)は、この試合でも2安打1四球と、攻撃面で
活躍した。
先発のマウンドに立ったキャプテン佐能凛平(東陽小6年)だが、
4被安打3四球7失点と振るわなかった。彼本来のボールを低めに
コントロールして打たせて取るピッチングが展開できなかったことが
残念だった。
山中剛とともにベンチワークに徹した(はずの)佐藤大輝(四砂小5年)。
サードランナーでホームを窺う山岸桃子(南砂小6年)。男子に負けない
スピードを身に付けて欲しい。
7回まで行って10−10の同点。勝負はサドンデスに持ち込まれたが、最後は
力尽きた東陽フェニックスAチーム。負けから多くを学んで欲しいと思う。
葛西ファイターズAチームの皆さま、練習試合にお付き合いいただき、
まことにありがとうございました。また機会がありましたら、お手合わせ
お願いいたします。
翌日の8月24に日(日)は、東陽小と二南中で練習。練習後は、船堀にある
まねきの湯へ行って楽しんだ。一風呂浴びた後、女子たちは、何やら星の
マークを作っていた。星に願いを、ということなのだろうか。
トランペットのオジサンが、フェニックスの選手たちのリクエストに
応えて吹きまくる姿に聴き入る。
とても楽しかった。また来ようね。頑張れ、東陽フェニックス!