東陽フェニックスBCチーム、富ヶ谷ノーティボーイズと練習試合!
2月28日(土)の13時から若洲グラウンドにて、東陽フェニックスBCチームが富ヶ谷ノーティボーイズ(渋谷区)と練習試合を行った。
この日は穏やかに晴れて春到来を感じさせる陽気の中、まず5年生以下のBチームの試合からプレーボール。先攻の東陽フェニックスは、初回、相手先発投手の制球の乱れに乗じてチャンスを広げ、門内美澪の右中間二塁打などで、大量8点を先取して、試合開始早々に主導権を握ることができた。
東陽フェニックスBチームの先発は山中翼。このところ、豊洲杯、練習試合で修羅場をくぐり抜けた経験が、少しずつだが身に付いて来たのか、マウンドさばきも落ち着きを見せられるようになって来た。注目された立ち上がり、いきなり1、2番バッターに痛烈なライト前へのゴロを浴びるが、ライトの山中剛の好守備で二死とする。
しかし、バックに助けられて気持ち良く三人で終わりたいところだったが、3番には四球、さらに4番バッターにはレフト前へヒットを打たれ、二三塁のピンチを招いてしまう。この場面、今まで何度も出くわして、二死からの失点を繰り返してきたが、ここではバッターとしっかり勝負して、ライトフライに打ち取ることができた。顔をひきつらせながらのピッチングだったが、山を乗り越えて、また一歩成長したということなのだろう。
二回以降は、リリーフした相手ピッチャーの速球に手こずり、チャンスらしいチャンスを作れない東陽フェニックスだったが、一方、山中翼も、初回のピンチを切り抜けて落ち着いたのか、ランナーを許すも要所を締めて無失点ピッチングを展開した。
膠着状態が続く中、4回表に、ようやく佐野颯穏のタイムリーヒットで1点を追加した東陽フェニックスは、続く5回、6回にも、替わったピッチャーから小刻みに加点するが、4回裏からマウンドに上がった佐藤大輝も、相手打線の反撃に遭って2点を失うが、何とか相手の追撃を食い止めて、7回11−2で東陽フェニックスBチームが勝利した。
1回表のもらった8点を別として、2回以降の展開が今の東陽フェニックスの本来の姿。少ないチャンスで、ランナーを進める、ホームに還す、というプレーを着実に実行して、相手にプレッシャーをかけながら、その点差を守り抜く、というちょっとシブいスタイルが今の東陽フェニックスがめざすところ。
毎年、選手たちの個性を生かした野球を作り上げて行くのが楽しみだが、今年は小柄で非力な選手が多く、そこはそこでハイスピードを生かしたsword fish(カジキマグロではなくカマスだが)のように、素早く逃げ足の早い野球をめざして欲しい。
この試合の終了後、すぐに第二試合の4年生以下のCチームの試合がプレーボール。
こちらの方は、先攻の東陽フェニックスが、Bチームの試合と同じように初回に5点を先取すると、2回にも1点を追加して、序盤から6−0と試合を有利に進めたが、3回裏に2点を返され、さらに最終回となった4回裏には、代わったピッチャーの乱調もあって、あっという間に5点を奪われてしまい、結局、サヨナラ負けを喫してしまった。
後半盛り上がりを見せた相手チームに対して、序盤の大量得点差に安心してしまったのか、ランナーを出しながらも貪欲に追加点を奪えず、逆に徐々に点差を詰められて、最後は一気に土俵から吹っ飛ばされてしまった形となった。
しかし、これが野球。筋書きのないドラマ。That's baseball.
まさに良くある話を、公式戦が始まる前に経験できたことは、Cチームの選手たちにとっては、貴重な体験となったはず。いつも言うように、この負けをただの一敗とせずに、次に生かすことが大切なのだ。
BCチームともに、この日は、たくさん野球を楽しむことができた。遠征していただいた富ヶ谷ノーティボーイズの選手、スタッフ、父母会の皆さまには、厚く御礼申し上げます。また機会がありましたら、是非、よろしくお願いいたします。
頑張れ、富ヶ谷ノーティボーイズ!
頑張れ、東陽フェニックス!
この日の午前中は、新若洲グラウンドで練習。まずは、グラウンドの周囲を
3年生以下は3キロ、6年生以下は5キロ走った。
先頭集団を作る6・5年生の選手たち。走り方もしっかりとして来た。
ランニングが終了したら、もも上げなどの陸上トレーニングで脚力を磨く。
下級生も陸上トレーニングだ。上級生なってくると、動きに瞬発力が加わる。
犬歯が生え変わって来た山中翼(九段小5年)。丁度生え変わりの年頃だ。
永久歯は大事にしようね。
若洲グラウンドでランチを摂る東陽フェニックスの選手たち。
東陽フェニックスには、6年生から5年生まで5名の女子選手が所属。
多様性の尊重、機会均等、実力主義が東陽フェニックスのスタイルだ。
レギュラーをもぎ取れ!
ふと地面に目を落とすと、青い小さな花が咲き始めた、春だね。
あちらでは早咲きの河津桜が満開だ。
まず時間通りにBチーム(5年生以下)の試合がプレーボール。
整列を前に両チームの選手たちがベンチ前で気合を入れる。
まずはキャプテンが健闘を誓って握手。行こうぜ!
初回の攻撃で三塁からホームを窺う山中剛(九段小5年)。小技も
長打も打てる選手をめざしている。
相手先発投手は、手足の長いピッチャーらしい体格から、速球を投げ下ろす本格派。
体重移動を覚えてマウンドの傾斜にアジャストできるようになれば、さらに速球に
磨きがかかるだろう。とても楽しみなピッチャーだ。
6年生たちは、スコアの付け方を学んだ。数回経験した選手は、自力で
記入できるようになっている。
一塁に出塁した山元来唯夢(南砂小5年)は、ピッチャーの動きを
注視して盗塁を試みる。
初回の攻撃で、右中間に二塁打を放った門内美澪(南陽小5年)。
チーム一の俊足を生かして、もっと相手をかく乱して欲しい。
相手チームの二番手投手は、気迫のピッチングでピンチをしのぎ、
その後、東陽フェニックス打線を封じた。集中力が素晴らしい。
何よりも、どんな状況でも野球をエンジョイする姿勢が目を引いた。
キャプテンの平川真(四砂小5年)は、4番キャッチャーで出場して、
1安打4四球で攻撃では貢献し、チームを引っ張った。
ファーストで先発出場した八木穂乃佳(南砂小5年)は、病み上がりのせいか、
動きが鈍く、悔しい思いをした。次は頑張れ!
内野ならば、すべてのポジションをこなせることを期待されている
江崎唯斗(三砂小5年)は、この試合ではサードを任され、十二分に
活躍を見せてくれた。
セカンドにチャレンジした阿部太陽(四砂小5年)は、今までの
ポジションと違って動きが逆になったが、何とか対応することが
できた。
守備につく選手たちに声をかける。こういう時にアピールすることも
大事なのだ。
相手の三番手投手は、小柄ながら力のある速球で真っ向勝負。
東陽フェニックス打線も振り遅れが目立った。
ファーストで途中出場した佐野颯穏(東陽小4年)は、低い姿勢で
守備への意識の高さを見せてくれた。大事な場面でヒットも放って、
レギュラーー取りを猛烈にアピール。
晴れ渡った青空の下、野球を思い切り楽しむことができた。
4回裏からリリーフした佐藤大輝(四砂小5年)は、4イニングを投げて
2失点。肩の力を抜いて楽に投げて欲しい。マウンドを楽しむのだ。
レフトで途中出場した藤田悠(豊洲北小4年)。6回表には、エラーで出塁して
盗塁を決めた。身上である思い切りの良いプレーをもっと見せて欲しい。
富ヶ谷ノーティボーイズBチームとの試合は、初回こそ乱れたが、
2回以降は互角に勝負になった。また是非お手合わせお願いします。
試合終了後、5年生はスコアを付けていた6年生からコメントもらい、
良かったこと、悪かったこと、そして次の試合にやるべきことを話し合った。
決めたことを、各人が野球ノートに書き込む。大事なところをカラーを
使ってマークして、書き込むところが素晴らしい。野球ノートは一生の思い出に
なる自分ノート、大切にして欲しい。
ミーティング後、6・5年生で記念撮影。6年生も卒部まであともう少し、
一日一日を大事に過ごそう。
Cチーム試合中はランニングタイムだ。とにかく走って下半身を鍛えよう。
富ヶ谷ノーティボーイズの5年生も一緒に5キロを走る。
キャプテン平川真は孤独に走るのだ。
トップ集団の5名は横一線でゴール。これも彼ららしい走り方だ。
走り終わった後は、全員で記念撮影。良く頑張った!
第二試合は4年生以下のCチーム同士の対戦。
1回表、トップバッターの勝原大進(南砂小3年)の積極的な走塁が、
東陽フェニックスの攻撃に火を点けた。
相手先発投手は、立ち上がりの制球の乱れから、なかなか調子に乗れ
なかったが、時折見せる速球にはキレがあった。
キャプテンの佐野颯穏(東陽小4年)は、最終回に緊急でマウンドに
上がったが、相手の勢いを止めることができなかった、しかし、これは
貴重な経験、次の試合につなげて欲しい。
2番ファーストで先発した八木大地(南砂小3年)は、2安打を放って
気を吐いた。しかし、東陽フェニックスのヒットは、この2本のみ。
相手は5安打6四球6失策、こちらは2安打10四球6失策であることを
考えると、ほぼ互角の戦いながら、タイムリーヒットの差がサヨナラ負け
を招いたようだ。
セカンドで先発出場した門内秀悟(南陽小3年)は、守備位置から
一生懸命に声を出していた。
ショートの尾崎隆之介(南砂小3年)は、打席に入る前に、しっかりと挨拶。
レフトで先発出場した山崎大翔(南砂小3年)。フルスイングで立ち向かう
姿勢が素晴らしい。甘いボールを思い切り叩くのだ。
控えに回った選手たちも懸命の応援だ(と思う)。
相手チームのリリーフ投手は、テンポの良いピッチングで東陽フェニックスの
勢いをそぎ、サヨナラ勝ちのお膳立てをした。
平川優愛花(東陽小4年)は、Cチーム唯一の女子選手。頑張って
レギュラーを奪い取れ!
先発した藤田悠(豊洲北小4年)は、粗削りなフォームながら、力の
ある速球を勝負球に、相手バッターに挑んだ。グローブを持つ腕が、
スネークヘッドになっているのが気になるが、いずれ直して行こうね。
平川光希(四砂小4年)は、センターで先発出場し、最終回のマウンドに
上がったが、結果は厳しいものだった。しかし、それに目を背けることなく、
真正面から受け止めて、次の登板のチャンスに備えて欲しい。後ろはレフトの
小杉太生(明治小3年)とショートの尾崎隆之介。
富ヶ谷ノーティボーイズの選手、スタッフ、父母会の皆さま、
江東区までお越しいただき、どうもありがとうございました。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
富ヶ谷ノーティボーイズの深川監督から試合の印象を聴く東陽フェニックスの選手たち。
最後は必ずクールダウン、全員で行った。
今日も一日頑張りました。また明日も思い切り野球を楽しもう!
全員で誓いの言葉を叫びグラウンド挨拶をして終了。
翌3月1日(日)に集合場所の江東区役所横の公園の梅がきれいに咲いて、
ほのかな香りを漂わせていた。春ですねぇ。
この日、新Cチーム(3年生以下)は、東陽小で練習後、13時からスーパーリーグ
一回戦となる品川レインボーズとの一戦が予定されていたが、残念ながら雨で
延期となった。
ABチームは、午前中は新若洲でトレーニング中心の練習。OBの佐藤亘(二南中1年、墨田ポニー)が、
練習に参加して、一緒に汗を流した。
午後は東陽小に場所を移して練習。この日は、午後から本格的な雨となり、
14時で終了となった。
東陽小の紅梅も満開だった。梅は咲いたか、桜はまだかいな。もうすぐ
桜の季節がやって来る。