東陽フェニックスAチーム、東京ベイボーイズカップに出場!
1月10日(日)、11日(月)に東陽フェニックスAチームが、東京ベイボーイズカップに参加。初戦で敗れたたものの、翌日行われた交流戦では、八街マリーンズをはじめ3試合の交流戦を楽しみ、6年生最後の大会を締めくくった。
千葉県八街市にある東京ベイボーズ球場は車で1時間くらいの距離だが、6時30分に集合した東陽フェニックスは、ちょっとした小旅行気分。現地に到着してまず驚いたのは、整備の行き届いたメイングラウンド、排水工事がなされ、少々の雨でも練習か可能だそうだ。そしてメイングラウンドの横には10か所ほどある人工芝のバッティング練習場、これだけあれば、多くの選手が同時にガンガン打ち込むことは可能だろう。
実を言うと、東京ベイボーイズの坂本直之監督は東陽フェニックスの出身だ。しかも現役時代は輝かしい経歴の持ち主、帝京高校に進んだ坂本監督は、1995年の第77回全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)の決勝で、後に慶應義塾大学、近鉄バッファローズなどで活躍した山本省吾擁する星稜高校を、3−1で降して全国制覇を達成するとともに、高校ジャパンにも選ばれて大活躍した。また、坂本監督の弟さんの坂本康朋さんも、確か、2002年春から東京六大学で早稲田大学が四連覇した時のキャッチャー、ソフトバンクの和田毅朋バッテリーを組み、ベストナインも獲得したが、この時の早稲田大学は、青木、鳥谷、武内など、後にプロ野球で大活躍選手が多く名前を連ねた時の、まさに黄金メンバーの一員。兄弟揃ってアマチュア球界でのスーパースターだった。やはり、松坂大輔さんの前後の東陽フェニックスの選手は、噂通りに凄かった(私は20年東陽フェニックスに携わっているが、残念ながらこの時期の東陽フェニックスは知らない)。
私自身、坂本監督とは、10年くらい前に納会でお会いして以来だが、その時に語っておられた野球への、そして野球を志す選手たちへの情熱、愛情は全く変わらず、それが訪れたグラウンドにも満ち溢れていることが、とても嬉しかった。ちなみに、東京ベイボーイズOBには、日大三高で主将として卓越したリーダーシップを発揮して甲子園で優勝に導き、その後、法政大学でも大活躍し、今年、社会人野球に進んだ「男」畔上選手を生んだチームなのだ。
この大会にご招待していただくにあたって、主催者の東京ベイスターズの坂本代表、坂本監督、そして、仲介してくださった深川ジャイアンツの郡司監督には、東陽フェニックス一同、あらためて心より感謝申し上げます。
さて、9時から始まった開会式には、千葉県のチームをはじめ、東京からも江東区、江戸川区、品川区などから合計23チームが参加して盛大に行われた。その後は、早速、各グラウンドに分かれて熱戦の火ぶたが切られた。
東陽フェニックスは11時から八街市東グランドにて、江戸川区の強豪江戸川プリンスと対戦。先発の佐藤大輝が初回に1点を失った後、立ち直りのきっかけを見つけられないまま、4回まで攻め立てられて6点を失ってしまったが、4回表から登板した八木穂乃佳が、自慢の重い速球を唸らせて、相手強力打線を2イニング無失点に抑える好投を見せた。一方、2回裏から1点ずつ返して点差を縮めた東陽フェニックスだったが、5回裏に攻撃を無得点で終えた時点で時間切れでゲームセット、坂本監督が見守る中、是非、勝利で応えたいところだったが、残念ながら初戦敗退となってしまった。
翌11日(月)の成人の日の祝日には、地元チームとの親善試合が3試合組まれ、第一試合は、高野グラウンドにて、昨夏のコスモス国際親善大会でベスト8をかけて激突した八街マリーンズと再び戦うことができた。
夏の大会そのままに、お互い熱い戦いを展開。2回表に4点を先行した東陽フェニックスだったが、3回まで好投した佐藤大輝から替わったピッチャーが、4回裏から小刻みに点を奪われて、最終回となった6回裏に、ついに追いつかれてしまい、しかも一死三塁で主軸を迎える大ピンチ。この場面で、久しぶりにマウンドに上がった江崎唯斗が強気のピッチングで何とか抑えて、4−4の引き分けのままゲームセットとなった。ご縁のあるチームの選手とは、また中学、高校でお互い対戦するチャンスが巡って来るものだ。甲子園で対戦、何てことにならないかな、と今から勝手に想像している。
八街マリーンズの内海監督には、今回も大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。遠征OKですので、是非また対戦お願いいたします。
第二試合は山武ブリスキーボーイズと対戦、前日好投した先発の八木穂乃佳がランナーを許しながらも2回まで無失点、しかし、3回表に四球をきっかけに2点を失ってしまう。八木穂乃佳を援護したい東陽フェニックスは、4回裏に打線が爆発。先頭バッターの平川真が内野エラーで出塁すると、佐藤大輝、八木穂乃佳がヒットで続き、さらに一死後、佐野颯穏が二塁打、山元来唯夢の内野安打で4点を奪って同点に追いつくと、二死二三塁から三番の門内美澪が右中間へ三塁打を放って2点を追加して、一挙に6−4と試合をひっくり返すことに成功する。
その後、5回は1点ずつを取り合うも、最終回となった6回裏に、無死から二連続四球を与えた八木穂乃佳が、佐藤大輝にマウンドを譲ると、替わった佐藤大輝が渾身のピッチングで、しっかりと三人で抑えて7−3で勝利した。
第三試合は富里スターズと対戦。1点を先行された東陽フェニックスは、2回表に6点を挙げて逆転に成功するも、その裏、先発のキャプテン平川真が大乱調、緊急リリーフした5年生の佐野颯穏も主軸バッターにヒットを浴びて、この回、一挙6点を失って6−7と逆転を許してしまう。
3回裏からは、江崎唯斗がリリーフのマウンドに上がり、打たせて取るピッチングを展開、最終回となった6回に1安打を許したものの、四球で出塁したランナーの二塁盗塁を、キャッチャーの平川真が阻止し、サードの守備についた佐野颯穏の好守備もあって、無失点の好投を見せる。
その間に、4回表に門内美澪のタイムリーヒットで同点に追いついた東陽フェニックスは、6回表にヒットで出塁した佐野颯穏が、再び門内美澪の三塁打で逆転のホームを踏んで、最後は、何とか8−7で逃げ切ることができた。
この大会が6年生にとっては最後となるが、初戦で敗れたものの、翌日には3試合も地元チームと試合を組んでいただき、、お腹一杯になるまで野球を楽しんだ東陽フェニックス。6年生にとっては、とても楽しい想い出を作ることができたはずだ。
素晴らしい機会をアレンジしてくださいました東京ベイボーイズ、八街マリーンズをはじめ地元少年野球チームの皆さまには、心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。また、これをご縁に、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
気持ち良く学童野球最後の大会を締めくくった東陽フェニックスの6年生。これからは、中学野球チームの体験会に参加して、自分に合ったチーム探しが始まる。3月の卒部会まで、あと2か月足らず、東陽フェニックスでの野球を思い切り楽しんで欲しいと思っている。
頑張れ、東陽フェニックス!
開会式前に東京ベイボーイズ球場で記念撮影。
東京ベイボーイズ球場は、住宅街の中にあるが、両翼90メートルある立派な球場だ。
千葉県、東京都から23チームが集まり開会式が開催された。
先頭でプラカードを持つキャプテン平川真(四砂小6年)。
選手宣誓を受ける東京ベイボーイズの坂本直之監督。ちなみに、お母さまが
代表を務められている。
開会式終了後、早速、八街東グラウンドに場所を移して、一回戦の
江戸川プリンス戦(江戸川区)に臨む東陽フェニックスの選手たち。
天気も上々、思い切り野球を楽しんで来い!
審判の集合の声を待つ選手たち。
八街東グランドは、とても広いグラウンドを、しっかりと移動式フェンスで
囲われていた。朝早くから、整備してくださった八街マリーンズをはじめ、
地元野球チームの皆さまに感謝だ。
江戸川プリンスは、東陽フェニックスより頭ひとつ大きい選手を
揃えた大型チームだ。
ダッシュで守備位置に向かう選手たち。グラウンドに入ったら、
何でもダッシュで移動しようぜ。その方が、身体もあったまるし、気持ち
高まり、さらに見ている方も気持ちが良い。
レフトの守備につく堀部栞帆(平井東小6年)。
2番セカンドの山元来唯夢(南砂小6年)は、3回裏の攻撃で、ライトへ
タイムリーヒットを放った。
先発の佐藤大輝(四砂小)は、久しぶりに登板のせいか、3回を投げて
6失点、最後までマウンド感覚を取り戻すことができなかった。
キャッチャーの江崎唯斗(三砂小6年)は、トップバッターも務めた。
三番センターの門内美澪(南陽小6年)は、この試合、得意のバッティングを
披露することができなかった。
四番サードを務めたキャプテン平川真も、この試合は不発に終わり、
自慢の足も披露する機会がなかった。
4回表からマウンドに上がった八木穂乃佳(南砂小6年)は、重い速球と
荒れ球を武器に、ランナーを許すも強気のピッチングで2イニングを
無失点に抑えた。
相手に先行される展開になったが、1点ずつ返す粘りのフェニックス
野球を展開した。
ライトで先発した平川光希(四砂小5年)。打席でも守備でも、一球の
重みを感じて集中してプレーして欲しい選手だ。
8番ショートで先発した佐野颯穏(東陽小5年)は、堅実な守備に加えて、
2本の長打も放って大活躍した。
リリーフを仰いでショートの守備についた佐藤大輝は、ナイスプレーで
八木穂乃佳を助ける。ゲームの中で浮き沈みがあるが、必ず失敗を取り返す
チャンスがあるので、常に汁おい気持ちを持ってプレーして欲しい。
途中出場した八木大地(南砂小4年)は、相手長身ピッチャーの
速球をセンターに打ち返してヒットを放った。これから楽しみな
選手の一人だ。
5回3−6で敗れたものの、反撃も見せることができた戦いぶりだった。
この後、江戸川プリンスは決勝まで勝ち上がり、決勝戦では、強豪習志野ワンパクズと
死闘を演じ、サヨナラ負けを喫したとはいえ、東京のチームの実力を披露してくれた。
試合終了後、グラウンド挨拶をする東陽フェニックスの選手たち。
次の試合の審判をする山中コーチと江崎コーチ。山中コーチの
濃紺の審判服に、今年から深川連盟も変更するそうだ。
ランチを摂る東陽フェニックス・ガールズ。
この試合も応援に来てくれた詩織ちゃん。
翌日の1月10日の成人の日は、高野グラウンド(千葉県八街市)で
親善試合が行われた。こちらも木立に囲まれた立派なグラウンドだ。
第一試合は、昨夏のコスモス国際親善大会で戦った八街マリーンズ。
試合前のジャンケンでまたもや負けて苦笑いのキャプテン平川真。
この試合の心構えを語るキャプテン平川真、副キャプテン八木穂乃佳と
佐藤大輝。
昨日の負けは忘れて、今日も一日思い切り野球を楽しもう!
9時からプレーボール、東京と千葉と地区は大きく離れるが、また
戦えるとは、きっと八街マリーンズとは、深いご縁があるのでしょう。
よろしくお願いいたします。
先発の佐藤大輝は、前日の不甲斐ないピッチングを取り返すべく、
マウンドに上がった。4回裏途中に平川真のリリーフを仰いだが、
1失点に抑えた。
この試合も、三番センターで出場した門内美澪は打棒を発揮する
ことができなかったが、大丈夫、この後の試合で頑張ろうね。
八街マリーンズの先発左腕は、力のある速球を投げ込んできたが
不運な当たりもあって2回途中で降板。しかし今後が楽しみな選手だ。
この後を受けてリリーフした投手に、東陽フェニックスはパーフェクトに
抑えられてしまった。
サードからピッチャーに声をかけるキャプテン平川真。
セカンドの山元来唯夢には、集中スイッチのオンオフのタイミングを
覚えて欲しい。
この試合もショートを守った5年生の佐野颯穏。後ろはセンターの門内美澪。
ライトで先発出場した5年生の平川光希。守備のポジショニングも
随分と良くなって来た。
にこやかに守備を終えてベンチに帰る堀部栞帆。
途中から出場した門内秀悟(南陽小4年)。6年生のスピードになかなか
付いて行くのが難しいが、ガチンコで当たれるめったにないチャンス、
しっかりとチャレンジして欲しい。
一番キャッチャーで先発した江崎唯斗は、5回途中からは、ピンチを
救うべくマウンドにも上った。
4回裏の途中からリリーフのマウンドに上がったキャプテン平川真だが、
5回裏に二死から三連続四球、突如、制球がままならなくなり、江崎唯斗に
マウンドを譲った。
6番ファーストの八木穂乃佳は、2回表の攻撃で、センターのタイムリーヒットを
放って気を吐いた。
5回裏の途中からリリーフし、最終回となった6回裏には、四球とエラーなどで
同点に追いつかれるも、最後は気力を振り絞って引き分けに持ち込んだ。
再戦は決着がつかず引き分けで終了。この勝負は、中学、高校野球に
持ち越しだ。進学してからも、野球を思い切り楽しんで欲しい。
八街マリーンズの勝負へのこだわりは人一倍強い、淡泊な選手の多い
東陽フェニックスは見習わなければならない。素晴らしいチームとの
再戦をアレンジしてくださった野球の神様に感謝、そして、八街マリーンズの
選手、内海監督、スタッフ、父母会の皆さまに、厚く御礼申し上げます。
引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
山武ブルスキーボーイズとの一戦は12時開始。両チームのキャプテンが
握手で健闘を誓う。
勝ち行こうぜ、東陽フェニックス!
前日と違ってなかなか気温が上がらなかったが、心の中は熱く燃えて行くのだ。
一番サードで先発した江崎唯とは、久しぶりにマスクを取って守備についた。
7番レフトの堀部栞帆は、この大会を通じてヒットが出ず、ちょっとイライラ気味。
二番セカンドで先発出場した山元来唯夢は、3回裏に内野安打を放った。
5番ショートの佐藤大輝は、4回裏の逆転の場面では、ライトへヒットを
放って、後続にチャンスをつなぐ役目を放たした。
久しぶりにマスクをかぶったキャプテン平川真だが強肩は健在だ。
先発して3回を2失点で投げ切った八木穂乃佳。中学野球でもエースを
めざして欲しい。
相手投手の打たせて取るピッチングに、東陽フェニックス打線は苦しめられた。
4回表の守備から出場した八木大地は、この日も外野のエラーを誘って
出塁して得点を挙げた。
佐野颯穏は、ファースト、レフト、ショートと目まぐるしくポジションが
変ったが、そつなくこなしただけでなく、4回裏の攻撃では2点タイムリー二塁打を
放った。
この試合、ようやくライトへ三塁打を放ってパワーを見せつけた門内美澪。
堀部栞帆は、4回裏からマウンドに上がり三者凡退に抑え、5回裏は1失点、
6回裏に無死から二連続四球を出したものの、バッターと真っ向勝負を挑んだ。
最終回となった6回裏に二死一二塁の場面で緊急登板した佐藤大輝。
第一試合に続いての登板となったが、しっかりと後続を三人で切って取り、
チームに勝利を呼び込んだ。魂のこもったナイスピッチングだ!
山武ブルスキーボーイズの選手、スタッフ、父母会の皆さま、ありがとう
ございました。また機会があれば、お手合わせお願いいたします。
速攻でランチを摂り、第三試合に備える東陽フェニックスの選手たち。
第三試合は14時30分から富里スターズと行われた。両チームのキャプテンが
がっちり握手。
副キャプテンの八木穂乃佳がメンバー発表。独特の雰囲気で周囲を
和ませるのが彼女の技の得意技だ。
第三試合も、しっかりと勝ちにこだわって行こうぜ!
山元来唯夢は、寒さのせいで肉離れを起こし、たき火のそばで暖を取る。
さぁ、ちょっと人数は少ないが頑張るぜ、ベンチを飛び出す東陽フェニックスの選手たち。
佐藤大輝は、ショートで好守備を見せ、2回表の猛攻では、ライトへ
2点タイムリーヒットを放った。
6番ファーストの八木穂乃佳は、2回の攻撃で、先頭バッターで打席に
立ち、レフトへ二塁打を放って攻撃の口火を切った。
相手投手は小柄ながら、バッタに対して一球一球丁寧に投げ込み、
東陽フェニックス打線を大いに苦しませた。
先発のキャプテン平川真は、1回裏に先取点を奪われたにもかかわらず、
2回表に大逆転してもらいながら、2回裏に再び四球で自滅、佐野颯穏のリリーフを
仰いだ。マウンドの怖さを知り、彼にとっては良い勉強になっただろう。
2番サードで先発出場した佐野颯穏は、2回裏のピンチにマウンドに上がり、
主軸相手に真っ向勝負、返り討ちに遭ったが、これも勉強だ。この試合では、
三安打して、今大会四試合で7安打の大暴れ。成長のきっかけをつかんだようだ。
堀部栞帆は、5回表に左中間へ二塁打を放って元気良くダイヤモンドを
駆け抜けた。
3回裏からリリーフした江崎唯斗は、6回までの4イニングをヒット1本に
抑える好投を見せ、接戦を勝利する原動力となった。
富里スターズの選手、スタッフ、父母会の皆さま、寒い中、ありがとう
ございました。これをご縁に、引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
富里スターズの監督から、試合の講評をしていただく東陽フェニックスの選手たち。
この試合、お互いでバッテリーを組んだキャプテン平川真と江崎唯斗。
木立囲まれた、気持ちの良いグラウンドだった。
東陽フェニックスの誓いの言葉を叫んで一日を締めくくる選手たち。
野球漬けの二日間だったが、色々なポジションを経験し、思い切り野球を
楽しむことができた。素晴らしい機会を与えてくださいました東京ベイボーイズ、
地元野球チームの皆さま、心より感謝申し上げます。どうもありがとうござい
ました。