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東陽フェニックスAチーム、第18回送別大会で越中島ブレーブスに三度屈す!
11月27日(日)の11時から東グラウンドにて、第18回送別大会一回戦が行われ、東陽フェニックスは、今夏、東京都予選を制し全国大会に出場した越中島ブレーブスと対戦、今年三度目の対戦となるが、今回も全国出場チームの厚い壁を破れず2−12で敗れ、初戦敗退となった。
6年生にとっては地元深川連盟主催の最後の大会となる送別大会、しかも、希望通り、初戦に東京都の王者越中島ブレーブスと対戦するくじを引き、気合を込めて臨んだ試合となった。春の江東大会準々決勝では、柵越えのホームランなどで0−19、そして、深川秋季大会では0−16と1点も取れずに大敗した東陽フェニックスだったが、キャプテン佐野颯穏をはじめ、選手たちは、今度こそ厚い壁を打ち破らんと、試合前から表情も引き締まっていた。
しかし、この試合も、出だしから気合が空回りしてしまったのか、1回表の越中島ブレーブスの攻撃で、満を持して登板したはずのキャプテン佐野颯穏が、アンラッキー当たりもあったものの4安打を集中され、さらに、江東大会でホームランを打たれた選手には、スクイズまで決められて、いきなり5点を失ってしまう。
このまま押し切られるかと思われたが、ここからが前回、前々回の試合との違いを見せた。
初回こそ、気持ちが先行してしまった佐野颯穏だったが、2回以降は落ち着きを取り戻し、緩急を使いながら相手打線を翻弄。3回表に先頭バッターに二塁打を打たれるも、後続を打ち取って無失点で切り抜け、それ以外の2、4、5回は、強力打線を相手に三者凡退に抑える好投を見せた。その間に、東陽フェニックスも反撃に転じ、3回裏には二死から内橋由陽の二塁打、勝原大進のタイムリーヒットで1点を奪い、三度目の対戦にしてようやく初得点を挙げると、4回裏には、平川光希、小杉太生のヒットで二死二三塁とチャンスを広げ、動揺したピッチャーから二連続四球を選んで、押し出しの1点を追加して2−5と粘りを見せた。
しかし反撃もここまで。6回表に1点を失うと、7回表には打者10人の猛攻を受けて6失点。終わってみれば、2−12と大差をつけられて、地力に勝る越中島ブレーブスに、またも大敗を喫してしまった。今年、越中島ブレーブスとは三度戦い、合計45失点と叩きのめされた東陽フェニックスだったが、全国大会出場チームとの対戦は、とても思い出深いものとなった。対戦の度に学ぶことは多く、6年生だけでなく、下級生の5年生にとっても得るものは多かったに違いない。
この試合を持って6年生は、深川連盟主催最後の大会の試合がすべて終了した。残る公式戦は関団連東京支部大会本大会のみとなった。この季節、冬の訪れとともに、別れの寂しさを感じるが、12月11日(日)に予定されている送別大会閉会式では、他のチームの6年生とともに盛大に送り出したいと思う。
送別大会の閉会式が終了すると、6年生は、中学チームの体験会に参加して、次のステップへの準備に入る。3月に行われる卒部会まで、次のステップへの準備を怠りなく、東陽フェニックスでの野球を思い切り楽しんで欲しいと思っている。
頑張れ、東陽フェニックス! 頑張れ、6年生!!
この試合に先立ち、11月23日(水)の12時から夢の島6面にて開会式が行われた。
前年優勝の越中島ブレーブスから優勝旗が河村会長に返還された。
ライト側フェンスには、各チームの団旗が並べられた。
選手宣誓は各チームのキャプテンが取り囲む中、越中島ブレーブスのキャプテンが行った。
送別大会の優勝旗と準優勝旗、6年生の選手には思い出をたくさん作って欲しい。
第18回送別大会には13チームが参加した。確か長男が卒業した翌年から
深川連盟公認の大会になったはず、あの時のチームはメチャクチャ弱く、
公認前とは言え、初めて勝利を挙げて大喜びしたことが記憶に残る。当時の
メンバーには横浜DeNAベイスターズの小杉投手がいたが、プロ選手に
なるかどうかは、チームの強弱ではなく、野球を楽しめたか、ということが
大事なんだな、と思う。
今年の東陽フェニックスは、6年生が三名ながら一歩ずつチーム力を
上げて来た。私のとっても、歴代の中で、とても印象深いチームの一つだ。
試合前、東グラウンド脇の公園ウォーミングアップをする選手たち。
12月に入り東京でも紅葉が見られるようになった。
先発メンバーの発表をするキャプテン佐野颯穏(東陽小6年)。伝統のブルーユニフォームに
身を包んでメンバー発表する姿が見られるのも、あとわずかになった。
送別大会には、マネージャーの平川優愛花(東陽小6年)も登録された。
東陽フェニックスAチーム全員で記念撮影だ。
佐藤代表と平川優愛花。ブルーユニフォームも似合うね。
ノックを打つ佐野コーチ。
先攻後攻のジャンケンに臨む両チームのキャプテン。
6年生にとっては深川連盟最後の大会、気持ちを込めて臨もうぜ。
この日は、シーサイドマラソンがあって試合会場は東グラウンドとなった。
整列の声を待つ東陽フェニックスAチームの選手たち。
肌寒い日だったが、寒さを吹き飛ばす試合をして欲しい。
ベンチスタートの選手も、思い切り応援だ。
先発のキャプテン佐野颯穏は、初回と最終回となった7回に崩れたものの、
最後まで投げ切り115球完投、エースの意地を見せた。
ライトで先発した平川優愛花。この日のために、練習に参加して準備した。
ファーストの平川光希(四砂小6年)は、エラーも彼の持ち味の一つ、
なかなかすべて良しとは行かないが、集中力が持続するようになった
ことが嬉しい。
センターの内橋由陽(東陽小6年)は、1年前のことを考えると大きく成長した。
相手先発投手は速球を唸らせて、東陽フェニックス打線をねじ伏せた。
ライトで先発出場した門内秀悟(南陽小5年)。5年生にとって、上級生の
試合に出場することは、大きな経験となる。
2番キャッチャーの勝原大進(南砂小5年)は、後半リリーフに立った
6年生投手の快速球に2連続三振。来年中心バッターをめざすために、
何が足りないか考えよう。
ネクストバッターズボックスでの時間は大事。投手だけでなく、相手チームや
試合の流れを観察し、何をすべきかを考えて、次の準備をする場なのだ。
キャプテン佐野颯穏を中心に円陣を組んで気合を入れる。
相手女子ピッチャーに男子選手は抑え込まれてしまった。野球を続ける
希望を持つ女子選手は多い。中学の受け入れ態勢の整備も重要なことだ。
平川優愛花のライトへの当たりは、もう少しでヒットになりそうだった。
やっぱりグラウンドには野球の神様がいるんですね。
スコアラーを務めたお父さまとツーショットだ。
3回裏に二死から二塁打を放って得点への突破口を切り開いた内橋由陽。
サードコーチャーについた平川優愛花はピースサインを出して得点につなげた。
ヒットを放って4回裏の追加点のお膳立てをした平川光希。
5年生の尾崎隆之介(南砂小)は、隣の巨漢選手と比べると体は小さい。
だからこそ、思考を巡らせて自分の強みを生かして欲しいのだ。
三遊間は5年生選手の小杉太生(明治小5年)、八木大地(南砂小5年)が守った。
強い打球にもひるむことなく立ち向かって欲しい。
代打で出場した山岸奏斗(南砂小5年)は、6年生の球威あるボールに
力負け。まだまだパワーは未熟であることを思い知ったはず。練習あるのみ。
東陽フェニックスの選手たちにとっては、結果的に三戦して三回とも
跳ね返されたが得たものは大きいはずだ。
それぞれの選手がつける背番号は、それぞれの選手が作り上げるもの。
今年も我々に思い出を一杯作ってくれた。
深川連盟主催の大会で、6年生にとっては最後の円陣を組んで相手チームに
エールを送る。
この日の晩は、深川連盟の納会が行われた。大過なく大会が運営されるのも、
連盟の役員、審判員の皆さまのおかげ。1年間お疲れ様でした、そして
来年も引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。